千住大橋・足立市場の食堂【徳田屋食堂】

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 市場といえば先日築地から移転した豊洲市場が有名ですが、実は足立区千住大橋に足立市場があります。あまり知られていませんが、足立市場は都内で唯一の鮮魚専門市場。歴史をさかのぼると、江戸時代から幕府の御用市場としてのルーツを持つ大変由緒ある市場なのです。

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 鮮魚専門市場となれば、市場食堂としては新鮮な海産物に期待が膨らみます。こちら徳田屋食堂は海鮮丼が人気の食堂。市場で働く人の胃袋を満たすのはもちろん、観光客も多く訪れるとのこと。今回はこちらで「市場飲み」です。

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 メインは海鮮丼ですが、まずはおかずとつまみで乾杯です。

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 まずはだしの効いたいくら。子供の頃に赤い宝石と呼ばれていたことを思い出すキラキラのいくらです。

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 明太子は正統派。ピリ辛でまず外さない定番のおつまみです

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 市場食堂の揚げ物も期待が高まります。こちらの揚げ物の定食「お好みフライ2点定食」。6種類の中から2品を選択でき、このおかずのみを注文しました。選んだのはカキとさわら。手前のまるっととしたのがカキフライ、奥の大ぶりなのが鰆のフライです。衣がサクサクで新鮮な素材がカラッと揚がっています。

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 さていよいよお目当ての「特盛ごうか海鮮丼」です。一番豪華などんぶり飯ですが、〆というよりはとにかくすごいボリュームなので、種類豊富なトッピングの刺身をつまみにします。まず目に飛び込んでくるのはたっぷりのいくらとウニですが、一つ気づいたのはカニ爪がVサインの状態で他の刺身に埋もれていること。メインに置かれてもいいカニが、よく見ると埋もれているという楽しさと奥ゆかしさで、思わず笑み。手前には白魚と河豚皮、玉子焼ときびなごの刺身も見えます。

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 角度を変えるとまた違った風景になります。王道のまぐろに大ぶりの甘エビ。シャコや巻貝も見えます。

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 いくらとウニの下にはたっぷりのネギトロや白身の刺身も埋もれています。もはや宝探しのような気分で贅沢な海鮮をいただきます。これで1600円。鮮魚専門足立市場・徳田屋食堂恐るべし。

 一般のお客さんも多く訪れるこちらのお店、もともと市場関係者向けの普通の食堂だったそうですが、4年ほど前に高齢になった前主人から縁あって受け継ぎ、市場らしい海鮮を扱う食堂になったそうです。現在のご主人は仲卸の仕事をしている若い方。足立市場の認知度を高め、魚離れが進む状況を何とかしたい、という心意気でボリュームとコストパフォーマンスで満足してもらえる料理を提供されているそうです。

 見たことのない魚もメニューに出すなど、市場のアンテナショップ的なお店といえると思います。是非、多くの人に足立市場にも足を運んでもらいたいものです。

メニューはこちら↓
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徳田屋食堂
東京都足立区千住橋戸町50 足立市場内
03-3879-2805
日祝、市場休場日定休
月~金:8:00~15:00(LO14:50)、17:00~21:00
土:8:00~15:00 (LO14:50)
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