大田区蒲田の鰻で飲める立ち飲みの名店【うなぎ家】
鰻のかば焼きは江戸時代から食べられている日本を代表する食文化の一つですが、最近はめっぽう高くなってしまい、そうそういつも食べられるものではなくなってきました。たまに贅沢して食べるのもいいですが、気軽に食べられるのであれば、それはもちろん嬉しいもの。気軽にうなぎで気軽に飲めるお店の話を聞き、今回は「鰻屋飲み」です。
こちらのお店、なんと立ち飲みで美味しい鰻串が食べられます。お店の名はズバリ「うなぎ家」。2002年創業の地元の人気の立ち飲み処です。
それではまず乾杯。立ち飲みのカウンターには山椒粉が常備されています。
店内のカウンターの上に、文字通り看板メニューの「うなぎ串焼」と「うなぎきも焼」が掲げられています。
早速、注文をし、待ってる間に「うざく」を頼みます。「うざく」は簡単に言うと鰻の白焼きの酢の物。「う」は「うなぎ」の「う」、「ざく」はうなぎやきゅうりをざく切りにしたことが語源という説が有力です。この絶妙の甘酸っぱさの一品をつまみながら、串の焼き上がりを待ちます。
少し待っていると香ばしく焼きあがった串の登場。たれの焦げた香りが食欲をそそります。
うなぎ串焼は、ふっくらとしていながら香ばしく焼き上げられています。うなぎは創業時にご主人が静岡まで出向いて、直接仕入れ先を開拓してお付き合いされているもの。うなぎが苦手でもここの鰻は食べられという人がいるほどです。
こんがりと焼きあがったうなぎきも串のビールとの相性は抜群。串焼二本で贅沢な気持ちになります。
立ち飲み処として人気なのは、鰻のほかのメニューもリーズナブルで充実しているから。日替わりでご主人のおすすめメニューがあるのですが、今回はなんと本まぐろの中落ち。ほとんど原価なのではないかと思うほどのクオリティと安さです。
この日はブリカマもありました。脂ののっているカマをふっくら焼き上げてあり、これもイケます。
ほかにも串焼があり、こちらは塩でいただきます。
定番の煮込みや冬場に嬉しいおでんもあり、「うなぎ家」という店名を忘れてしまいそうです。
ご主人は和食を含め、様々な飲食で働いていたとのこと。うなぎのたれは創業から継ぎ足しで使っている本格派。ほかの居酒屋メニューも充実しており、再訪するお客さんが多いのも頷けます。
おでんには裏メニューもあり、姫竹や里芋、タコ、ツブ貝など季節のメニューや海鮮などもおでん種になるそうです。仙台出身のご主人の故郷の笹かまが入ることもあるのだとか。うなぎで飲めるお店ながら、リーズナブルで気軽に楽しめる蒲田でも人気のお店です。
うなぎ家 (うなぎや)
東京都大田区西蒲田7-64-6
03-3734-0228
第1・第3日曜定休
月~土:15:00~23:00、日:15:00~21:00
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