北海道標津の絶品いくら【神内食堂@日本橋高島屋】

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 個人的にいくらが大好物で寿司屋でも必ず食べますが、家では北海道標津町のイクラを年に何回か取り寄せて食べます。今回その標津町の神内商店が日本橋高島屋の「味百選」に来るという話を聞いて早速買いに行きました。

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 標津のイクラを語り出したらキリがありません。以前、仕事で漁船に乗り、水揚げ、選別、セリ、加工のすべての工程を間近で見て、とても丁寧な仕事で美味さの理由がわかった気がしました。

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 その時、調味直後の生いくらを食べさせてもらったのですが、その時の感動は忘れません。いくらは基本冷凍してから加工されます。一般的な加工は冷凍いくらを解凍し、調味をして再度冷凍して完成します。ところが標津では水揚げ港から車で数分のところに加工場があるため、生の状態で加工場に運ばれ完成すると冷凍します。1回冷凍というわけです。

 いくらは2回冷凍までは味はあまり変わらないのですが、3回冷凍するとかなり味が落ちてしまうそうです。冷凍は家庭用冷凍庫でも問題ないそうなので、標津のいくらは1回冷凍なので、私は250gのいくらを小分けにして、冷凍して保存して食べます。

 今回、日本橋高島屋「味百選」では神内商店の方が直接来られ、無凍結いくら=一度も冷凍していないいくらを持ってくるという話を聞いて、久々に生いくらを食べられると喜んで買いに行きました。産地直送で、この生いくらは一部の高級すし店でしかお目にかかれない優れものなのです。

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 冷凍でも相当に美味いのですが、無凍結いくらはめったに食べられるものではありません。いくらは卵の熟度で味が全く変わります。生まれる直前のいくらは味が濃厚ですが、皮も固くなり口に残ります。川に上がってくる鮭からとるとそういう感じ。卵の成熟が早いと皮は口に残りませんが卵が小さく味が薄い。

 いくらは鮭が川に遡上する前のルートに定置網を置き、遡上の少し前で水揚げされ、それを選別したものが、高級いくらとなるわけです。

 神内商店のいくらは塩と醤油の二種。塩いくらはいくらの味がそのまま出るので、醤油よりも高級です、味については好みですが、私は醤油いくらに食べなれているせいか、白飯で食べるとあたかも玉子かけご飯のような黄身の濃厚な味わいに近い味覚にはまってしまい、以来10年以上ここのいくらを食べています。

 お値段はそれなりにしますが、食べて損はないと思います。今回の催事は10月31日(木)から11月2日(火)。あまり時間がありませんが、ご興味のある方は是非に。

日本橋高島屋S.C.本館8階 催会場 「第39回グルメのための味百選」
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/ajihyaku/index.html

神内商店はこちら
http://www.jinnai-shouten.com/index.html


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