漁協直営食堂1@千葉県鋸南【ばんや】

画像

漁港直営の食堂といえば新鮮な海の幸。私は千葉県出身なので、県内はなんとなく後回しになっていて、意外と行っていないところが多いのですが、今回大人の昼飲みをしよう、ということで選んだのが千葉県鋸南町の「ばんや」です。

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ

画像

こちらの食堂は鋸南(きょなん)町保田(ほた)漁協の直営です。漁協の直営の食堂は今では房総半島でも各地に増えましたが、こちらは20年以上前に、漁師さんの食堂を一般向けにした漁協直営食堂のはしりで、現在もそのトップランナーとして高い評価で、人気を博しています。

画像

入り口の上にはタカアシガニがお出迎え。今回はお目にかかれませんでしたが、食べられる時もあるとのこと。深海生物のタカアシガニがなぜいるのかと後で聞いたら、東京湾は浅いところと深いところがすぐ近くにあり、ゆえに豊富な魚種が楽しめるのだそうです。

画像

入り口を入ると本日のおすすめのメニューの実物がずらり。

画像

奥の水槽には旬の魚介が入るようで、今回はかご一つ一つに大量の伊勢海老。ものすごく贅沢な水槽です。

十分に気分が盛り上がったところで、いよいよです。おいしいものを食べるのはもちろん楽しみですが、今回の主目的は大人の昼飲み。まずはお刺身でしょう! ということで、刺身の六点盛を注文。

画像

さすがだと感じたのは、刺し盛からどんぶり、寿司だけでなく、てんぷら・フライといった揚げ物まで、丁寧に魚種が表示されていること。刺身や寿司のネタがちゃんと書いている直営食堂は増えては来ていますが、ここまでのものは、あまり見たことはありません。

画像

そうこうしているうちに、刺身六点盛の登場です。もちろん待望の生ビールとともに。ワラサ、マグロ、タイ、アジ、イカ、カンパチのラインナップ。

画像

どれも魅力的ですが、この時期脂ののったアジは是非頂きたい。アジはもともと回遊魚ですが、エサが豊富な湾内などに住みついてしまうことがあります。内房にもこうした地域があり、「根付きアジ」「瀬付きアジ」と呼ばれ、脂がのって身が黄色や金色に見えることから「黄アジ」「黄金アジ」と呼ばれることもあります。

画像

千葉の味といえば郷土料理のアジのなめろう。ネギなどの薬味とともに細かくたたき、味噌などでほんのり味がついており、そのままでも醤油をつけてもいい肴になります。

画像

人気のメニューには揚げ物もあり。イカのかき揚げは食べ応えも味も満足度が高いです。

画像

びんちょうまぐろのカツも揚げたてで、食欲をそそるほんのりレアな赤味を帯びたビジュアル。ソースではなく醤油だれでさっぱりといただきます。

画像

〆には店名のついた「ばんや寿司」と「漁師まかない丼」。ばんや寿司はワラサ・マグロ・メダイ・サーモン・イカ・カツオ・カンパチ・エビ・タイというラインナップ。見た目にも美しい。

画像

漁師まかない丼は漬けと刺身のどんぶり。最後に少しつまみながら頂きます。海鮮丼は白飯の場合と酢飯の場合がありますが、私は酢飯の方が好み。こちらは酢飯です。

美味しいビールのために漁港に行き、リーズナブルにうまい肴で一杯。こんな目的の旅もあり。むしろぜいたくな時間だと思います。

☆刺身六点盛 1450円 いかかき揚げ 600円 ばんや寿司1200円 漁師のまかない丼 1200円

ばんや
0470-55-4844
千葉県安房郡鋸南町吉浜99-5
年中無休
月~金:9:30~18:00(L.O.17:30)
土・日・祝:9:30~19:00(L.O.18:30)







食べ歩きランキング
にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ
にほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック