北海道芦別のガタタンの人気店1【宝来軒】

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 ガタタン。初めて聞いた時、食べ物の名前とは思えませんでした。漢字で書くと「含多湯」。なるほど、これならなんとなく料理っぽいです。このガタタン、簡単に言うと具がたっぷりのとろみのあるスープ。たくさんの具とともに、とき卵がたっぷりで塩味です。

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 豊富な具は卵、かまぼこ、すいとん、こんにゃく、ちくわ、げそ、たけのこ、しいたけ、ふき、ふたコマ、きくらげ。卵がたっぷりですが、とろみは適度についています。

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 ここで食べる時の注意を一つ。取り皿がついて出てくるのですが、とろみにはカタクリを使っており、取り皿に取らずに直接レンゲで食べていると、だんだんとろみがなくなってきます。さらっとした状態も悪くないですが、最後までとろみがある状態で食べるには、取り皿にとって食べてください。ちなみに最後までとろみがなくならないようなとろみづけを使うこともできる(コンビニのお弁当などで使われるそうです)のですが、舌触りが好きではないというご主人のこだわりで、今のような形で食べてもらっているそうです。

 野菜は注文受けてから切るとのこと。ガタタンのメニューは4種類あるのですが、4つのメニューの中ではラーメンが最も注文が多いそうです。もともとのガタタンはあっさりしているので、若い人には脂分があった方がこってりして人気があるそうです。ちなみにラーメンは箸で食べるので、スープと違い具を大ぶりに切るそうです。

 今回はシンプルなガタタンを頂きましたが、お勧めはがたたんチャーハン。こってりとしたバランスで人気だそうです。「オニギリあたためますか」の番組で以前、取材に来た時、祝日に貸し切りにして欲しいと言われ一度断ったそうですが、絶対悪いようにはしないといわれ取材に応じたとのこと。それがいまだにその時見たというお客さんが来るそうです。

 急激人口人が少なくなってきたので、観光のお客さんが来ていなかったら店をやめていたかもしれないと言っていました。ガタタンは今でこそ名物になりましたが、子供の頃食べていたメニューを、ラーメン店を始めた時に復活させたのだそうです。もともと何軒か出しているお店はあったようですが、芦別の名物を作りたいとホームページも作って積極的に売り出そうといろいろ考えたそうです。

 団子は昔ながらのやわらかな舌触りがどうしても再現できず試行錯誤の上、小麦粉、片栗粉、上新粉などを混ぜて作っているそうですが、今年四月に昔のご主人からレシピを教えてもらったという人のメモが出てきてやっと判明。作り方はほぼ同じだったそうですが、団子は小麦粉にサラダ油を混ぜて作っていたよう。昔のことだから、そんなにいろんなものを使っていないはずだと思いましたが、どうしてもうまく出来なかったのが、やっとわかったと。でもお客さんから今のが美味しいといわれているので、原価はかかりますが今のままで作っていきたいと思っているそうです。いろいろなこだわりと地域への思いが伝わってくる地元人気のお店です。

☆ガタタン 650円
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宝来軒
芦別市上芦別町38 0124‐23‐1504
月曜定休 11:00~15:00、17:00~20:00
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