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zoom RSS 「東京海苔弁」の創り方

<<   作成日時 : 2006/01/04 12:47   >>

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画像 特別企画として、表題の話をこっそり書いてみたいと思います(^^)。2004年7月16日に限定発売された「東京海苔弁」。昨年2005年11月5日、6日の東京駅弁祭りで限定復活した幻の駅弁は、2003年の年末に「いい旅見つけた(現おとなのいい旅東日本版)」編集部と「日本レストランエンタープライズ」、「NRE大増」のコラボのプロジェクトでスタートしたものです。「いい旅見つけた」の編集長が知人であり、2004年の年明けからプロジェクトに参加。総合監修を小林しのぶさんにお願いし、2004年夏の発売を目指して本格的に動き出しました。

 駅弁の本も出版している小林さんとは旅のペンクラブでご一緒させていただいており、このときのプロジェクトで高校の先輩であることも発覚。タイトなスケジュールながら、とても楽しく進めさせていただきました。

 まず最初に「いい旅見つけた」の読者アンケートを元に、NRE、NRE大増さんと方向性について協議しました。東京駅で販売されるおとなのお弁当ということで素材にこだわったお弁当を作ることは決まっていましたが、どのようなものにするかは、決まっていませんでした。旅行誌としては、読者の声を提供するとともに、持っている全国各地の美味しいものや素材の情報を提供するということで話をすすめていきましたが、多くの候補が出すぎてなかなかまとまっていきません。

 そこで小林しのぶさんを交え、様々な候補から東京の駅弁のイメージを想起させるものとして昔ながらの海苔弁当をテーマに設定。のりをはじめ多くの素材にこだわったおかずをチョイスすることになりました。量は決して多からず、価格帯をお弁当の売れ筋の900円に設定。それにより、リーズナブルながらこだわりの厳選素材を使える美味しいお弁当を作ることが可能になりました。

画像 価格とテーマが決まったことから、続いて容器を決定。次にのりにこだわりった試作品をNRE大増さんにつくっていただき、「いい旅見つけた」の読者を交えた試食会を2004年5月19日に実施しました。またあわせて、かけ紙とミニパンフレットを「いい旅見つけた」の編集部制作の企画内容を確認。次回の試食会に向けてかけ紙案を数案出していただくことになりました。

画像 おかずやのりの試食会を受けて、お弁当の試食会を2004年6月5日に実施。前回の読者の意見を受、三種の試作品を試食しました。前回の試食では、油ものは少なくてよいという声や、焼き魚も薄めの味付けがよいという声などもありました。必要以上の海鮮もいらないという声も一部あり、バランスを重視したおかずの構成が求められました。

 のりの形についてはは二段にして欲しいという要望に答え、のりそのものの素材や調理の仕方については、アサクサノリや青海苔、岩のりなどを佃煮にしたり、そのまま生海苔で使うなど様々に試行の結果、最終的に写真の形になりました。脇を固めるおおくのおかずはは老舗の卵焼きなど、実際に食べて本当に美味しいものばかり。発売の決まった2004年7月16日前日、15日の最終の読者を交えた試食会でも非常に好評を経て、無事発売を迎えることとなりました。

画像 個人的には幕の内弁当はたいてい苦手なものがあるので、あまり好きではないですが、このお弁当のおかずはどれを食べても本当に美味しいです。復活した昨年に食べられなかったのは残念です。ちなみにお弁当は五万個の限定製造。なぜ五万個になったかというと、添付専用のミニパンフレットがコスト高で、五万部しか作れなかったからです。

 それにしても駅弁が一つできるまでの物語、とっても楽しかったです。作る過程で色々な課題を解決しながら形になっていく姿はとても勉強になりました。いろいろな人が思いをこめて作ったものなので、とってもいいものができたんだなあと思います。ちなみにこれをきっかけにNRE大増さんの東京弁当・幸福弁当をいただきましたが、どちらも抜群に美味しいです。駅弁でこんなに美味しいものかと驚きました。

 お品書きではこだわりのお弁当の中身を紹介しました。再度復活の機会があるかどうかわかりませんが、一応紹介しておきます。
■海苔:
千葉県南富津産の一級海苔を使用。柔かすぎずにしっとりとおいしい海苔。
■あおさ海苔の佃煮:
高知県四万十川産「あおさ海苔」を使用。ニンニクを少量加え、豊かな香りが楽しめます。
■おかか(鰹節):
カビつけと日干しを繰り返した本枯れ節を用意。その日に使う分だけを削った新鮮な鰹節。
■ご飯:
冷めても硬くならず米の粘りが失われないよう、浸水時間にもこだわりました。
■玉子焼き:
地尤卵(じゆうらん)で作った築地・すし玉青木の玉子焼きは、ほんのり甘さがある昔ながらの味。
■あさりの佃煮:
甘さを抑えたあさり独特の味わいは、お酒の肴としても楽しめます。
■紅鮭の塩焼き:
塩味の効いた鮭はご飯と相性ぴったり。
■茄子の味噌炒め:(本当に美味しいです)
田舎味噌でシンプルに炒めた茄子はほんのり甘みのある素朴な味わい。
■野菜の煮物:
ごぼう、蓮根、ふき、里芋、花人参を濃い目のしょうゆ味で甘辛く煮込んでいます。
■たくあん:
昔ながらの製法で仕上げたたくあんは噛めば噛むほど味が出る一品。
■梅干:
和歌山県日高郡みなべ町産の南高梅を使用。粒が大きく果肉がたっぷり入っています。

おかげさまでグルメランキングでベストテンいり。まだ出たり入ったりですが・・・ひきつづき1日1回ぽちっとお願いします

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タイトル (本文) ブログ名/日時
東京海苔弁(東京駅の駅弁)
東京駅弁当祭り「東日本縦断駅弁大会」の開催にあわせて、期間限定で二日間のみ発売された駅弁です。実は、最初にNRE(日本レストランエンタープライズ)の公式ホームページでの案内を見た時には、他の駅弁の出展状況が気になっていました。このお弁当が気になり始めたのは、 (´ー`) EKIBEN_eqHs さんのブログで東京駅『東京海苔弁』の記事(11/6)を拝見してから。翌日(11/7)のお昼ご飯は駅弁!と決めました。 ...続きを見る
すくすく日記
2006/01/11 20:37

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございます!
m@すくすく日記
2006/01/11 20:34
mさんお久しぶりです。TB&コメントありがとうございます。東京海苔弁また復活するといいですね。
ぶれいぶ
2006/01/15 23:07

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