カツハントン@金沢VS大阪トルコライス1【キッチン杉の実】

金沢には「ハントンライス」というご当地洋食があります。ケチャップライスの上に薄焼き玉子を乗せ、魚や小エビのフライを乗せてタルタルソースをかけさらにケチャップをかけるといったスタイルがスタンダード。オムライスの変化形のような風情です。
ハントンと聞くと豚ではないかと思われがちですが、名前の語源はハンガリーに似た料理があり、またフランス語でマグロを意味する「トン」を組み合わせて「ハントン」と名づけたという説が有力らしいです。ちょっと無理がある気もしなくもないですが・・・。
ハントンライス自体、金沢以外の地域では見たことがなく、しかも魅力的なメニューだと思います。そのバリエーションも多く、魚や小エビの代わりにカツを乗せてドミグラスソースをかけた「カツハントン」というメニューがあります。「キッチン杉の実」の人気メニューだそうですが、元はお客さんの希望に答える形でできたそうです。
これが大阪のトルコライスと似ているなぁと思って書いてみました。でも生い立ちを考えると、どこかでつながる可能性はほとんどないと思います。まったく別々に生まれたメニューであることを考えると、なかなか不思議なものだなあと感じます。
ノーマルのハントンライスについてはいずれまた。有名店としては「グリルオーツカ」「グリルニュージャーマン」「ジャーマンあき」などがあります。
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